誰でもキー操作をできるように

キラキラと光る金属で作られているサックスはそれゆえに、金管楽器と木管楽器のいいとこどりだと説明されることも少なくありません。ところが、実際にはサックスはクラリネットと同じように、リードを振動させて音を出しているれっきとした木管楽器であり、決して金管楽器ではないのですよ。サックスが発明されたのがおよそ170年前のことで、キーで操作する音孔をもつ円錐型の金属ボディにクラリネットと同じシングルリードのマウスピースを装着するというアイディアに基づいて開発されました。しかし、サックスの発明の本当にすごいところは、外側に複雑なメカニズムを装着することによって、リコーダーと同じ指使いで、管体に開けられた大きな孔によりキー操作できるようにしたという特長にあるといっても過言ではないでしょう。これにより、誰もが特別な苦労をすることなく演奏できるようになり、繁栄につながりました。操作のしやすさが本来、最大の特徴といえるでしょう。

ソロが特に際立つソプラノサックス

操作がしやすいサックスはアルトがメインですが、それ以外にもソプラノやテナーサックスがあります。ソプラノサックスは、アルトサックスよりも管が短く音域が高いのが特徴ですよ。外観と構えはクラリネットやオーボエに似ていますが、それよりも華やかで豊かな響きを持っています。サックス四重奏やアンサンブルでは欠かすことのできない存在です。常時使われるというよりも哀愁に満ちた旋律を奏でる時だけ持ち替えて演奏されることが多い楽器でしょう。

サクソフォーン、略してサックスと呼ばれる木管の楽器です。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと種類があり形や大きさや音色が全く異なります。吹奏楽やオーケストラだけでなくジャズなどソロでも活躍しています。